§59. 商品タグ

 GIMPやPhotoshopを使用すれば、ジーンズやサテン風の布地を作成することが可能です。ジーンズ地を作成しても、タグやリベットがないと寂しく感じることになります。ここでは、商品タグを作成してみます。このチュートリアルは、Photoshopのチュートリアルサイト pshero の、 Custom Hang Tag を参考にはしていますが、GIMPで忠実には実践していません。

目次のページに戻る

 
     完成画像。

Step1-8 作成された紙。

Step 1

 紙の作成。

    1/ 新しい画像を作成します。

    ファイル>新しい画像

    サイズ=640×400
    背景=白

    2/ Patternレイヤー上に Fog フィルタを適用します。

    フィルタ>下塗り>霧>Fog

    設定はDefault。

    3/ 作成されたCloudフィルタに HSVノイズ を10回適用します。

    フィルタ>ノイズ>HSVノイズ

    設定はDefault。

    4/ Cloudレイヤーに モーションぼかし を適用します。

    フィルタ>ぼかし>モーションぼかし

    設定はDefault。

    5/ Cloudレイヤーを複製します。

    6/ Cloudコピーレイヤーを180度回転させます。

    フィルタ>レイヤー>変換>180度回転

    7/ Cloudコピーレイヤーのプロパティを変更します。

    レイヤーモード=覆い焼き
    不透明度=20

    8/ 背景レイヤーを複製します。

    背景レイヤーを右クリック>レイヤーを複製する

    9/ Cloudコピーレイヤー、Cloudレイヤー、背景コピーレイヤーを統合し、レイヤー名を変更します。

    Cloudコピーレイヤーを右クリック>下のレイヤーと統合
    Cloudレイヤーを右クリック>下のレイヤーと統合

    レイヤー名=Cloud

    9/ 適当な部分をクロップします。

    作例では、315×195 にクロップしています。

Step2-4 外形の作成。

Step4-11 穴をあける。

Step 2

 タグに。

    1/ 荷札関連のサイトから、適当な画像をコピーし、レイヤーとして追加します。

    編集>クリップボードから生成>レイヤー

    レイヤー名=Docket

    2/ パスツールを使用して、Docketレイヤーの輪郭を作成します。[Enter]キーを押せば、選択範囲が作成されます。

    3/ 選択範囲をチャンネルとして保存します。

    選択>チャンネルに保存

    チャンネル名=Form

    4/ Docketレイヤーを非表示にします。

    5/ 選択範囲を反転します。

    6/ Cloudレイヤーを選択し、[Del]キーを押して選択範囲を消去します。

    7/ 新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Hole
    背景=透明

    8/ 描画色を変更します。

    描画色=968064(HTML表記)

    9/ Docketレイヤーを表示します。

    10/ Docketレイヤーで、楕円選択ツールを用いて穴の外側部分の選択範囲を作成します。

    11/ Holeレイヤーで、作成した穴を描画色で塗りつぶします。

    12/ 穴をあけます。そのために、選択範囲を縮小します。

    選択>選択範囲の縮小

    縮小量=10

    13/ Holeレイヤーを選択し、[Del]キーを押して選択範囲を消去します。

    14/ 選択範囲をチャンネルに保存します。

    選択>チャンネルに保存

    チャンネル名=Hole

Step3-2 Drop Shadow適用後。

Step 3

 作成した外形をリアルに。

    1/ Cloudレイヤーにドロップシャドーを適用します。

    フィルタ>照明と投影>ドロップシャドー

    設定: X,Yオフセット=2
    ぼかし半径=8

    2/ Holeレイヤーにドロップシャドーを適用します。

    フィルタ>照明と投影>ドロップシャドー

    設定: X,Yオフセット=2
    ぼかし半径=8

Step4-3 リサイクルロゴの追加。

Step4-1 メーカーロゴの追加。

Step 4

 リサイクルマークとロゴの追加。

    1/ リサイクルマークは、デジカメで撮影してください。画像からリサイクルマークだけを抽出した後、拡大・縮小します。

    レイヤー名=Logo

    レイヤー>レイヤーの拡大・縮小

    2/ Recycledテキストを入力します。

    3/ Recycledレイヤーを90度回転させ、適切な位置に移動させます。

    レイヤー>変換>反時計回りに90度回転
    適切な位置に移動

    4/ 適当なロゴを追加し、回転させます。

    ・ タグからはみ出すような場合は、Formチャンネルから選択範囲を作成します。
    ・ 選択範囲を反転します。
    ・ ロゴレイヤー上で消しゴムツールを使用して、不要部分を削除します。

    5/ [OPTION] 作例では、Logoレイヤーのレイヤーモードと不透明度を変更しています。

    レイヤーモード=ハードライト
    不透明度=30

Step5-1 テキストの入力。

Step5-5 作成された紐全体。

Step5-9 紐の不要部分を削除。

Step5-11 Pattern Overlayの設定。

Step5-11 紐にPattern Overlay適用後。

完成画像。

完成時レイヤー構造。

Step 5

 テキストと紐の追加。

    1/ テキストを入力し、テキストレイヤーを適当に回転させ、適切な位置に移動させます。

    2/ 新規レイヤーを作成します。。

    レイヤー名=String-1
    背景=透明

    3/ パスツール等で長い線状の紐を描き、パスの境界線を描画します。

    編集>パスの境界線を描画

    設定:
    描画色=796851(HTML表記)
    線幅=3

    4/ 新規レイヤーを作成します。。

    レイヤー名=String-2
    背景=透明

    5/ 楕円選択ツールで結び目のループに相当する選択範囲を作成し、選択範囲の境界線を描画します。

    編集>選択範囲の境界線を描画

    設定:
    描画色=796851(HTML表記)
    線幅=3

    6/ チャンネルタブに保存してある Holeチャンネル から選択範囲を作成します。

    Holeチャンネルを右クリック>チャンネルを選択範囲に

    7/ String-1レイヤーで、穴内部の紐は不要なので 消しゴムツール で消します。

    8/ チャンネルタブに保存してある Formチャンネル から選択範囲を作成します。

    Formチャンネルを右クリック>チャンネルを選択範囲に

    9/ String-2レイヤーで、選択範囲内部の紐は不要なので 消しゴムツール で消します。

    10/ String-1レイヤーとString-2レイヤーを統合します。

    String-2レイヤーを右クリック>下のレイヤーと統合

    レイヤー名=String

    11/ Stringレイヤーに Pattern Overlay を適用してリアルにします。

    Script-Fu>Layer Effect>Pattern Overlay

    設定は左図参照。

    完成です。

デニム地のリベットにタグをつけてみました。

目次のページに戻る


初版作成: 2011/01/01
Presented by HIPPO